エアコンが効かない。修理を呼ぶ前に、確認してほしい5つのこと

エアコンのリモコンを持って設定を確認する高齢の女性

「今年はエアコンの効きが悪い気がする」
「去年まで大丈夫だったのに、冷えなくなった」

暑さが本格化するこの時期、こうしたご相談が一気に増えます。

けれど実は、故障ではないことも少なくありません。 ちょっとした確認で直ってしまうことも、よくあります。

ここでは、修理をお呼びいただく前に、ご自身で確認できることを5つご紹介します。どれも道具はいりません。危ないことも一切ありませんので、順番に見ていってください。

目次

確認1|フィルターにほこりがたまっていませんか

ほこりが詰まったエアコンのフィルターと、掃除したあとのフィルター

いちばん多い原因が、これです。

エアコンは、部屋の空気を吸い込んで、冷やして、また出しています。その入口にあるのがフィルター。ここがほこりでふさがれると、空気を吸い込めなくなり、当然、冷たい風も出なくなります。

確認のしかた

前面のカバーを持ち上げると、網目状のフィルターが見えます。向こう側が透けて見えないほどほこりが積もっていたら、それが原因です。

お手入れのしかた

掃除機でほこりを吸うだけでも、ずいぶん違います。汚れがひどいときは、外して水洗いし、しっかり乾かしてから戻してください。濡れたまま戻すと、においやカビの原因になります。

2週間に一度が目安です。「そんなに頻繁に?」と思われるかもしれませんが、それだけ効き方が変わる部分なのです。

高いところの作業になりますので、無理はなさらないでください。 脚立が必要なときや、不安があるときは、遠慮なくお声かけください。

確認2|リモコンの設定が変わっていませんか

意外と多いのが、これです。

  • 「送風」や「除湿」になっていませんか
    送風は、ただ風を出すだけの運転です。冷えません。
  • 設定温度が高くなっていませんか
    28度や29度のままになっていることがあります。
  • 「暖房」になっていませんか
    シーズンの切り替わりに、そのままになっているお宅がよくあります。
  • タイマーが入ったままになっていませんか
    知らないうちに切れてしまうことがあります。

掃除のときにリモコンに物が当たった、お孫さんが触った、電池を替えたときに設定が戻った——原因はさまざまです。

まずは「冷房」「24〜26度」「風量は強め」にして、しばらく様子を見てみてください。

確認3|ブレーカーが落ちていませんか

分電盤で落ちているブレーカーを確認するようす

エアコンだけが動かない場合、エアコン専用のブレーカーが落ちていることがあります。

分電盤(ブレーカーの箱)を開けて、ひとつだけ下がっているスイッチがないか確認してください。エアコン用は「エアコン」「冷房」などと書かれていることが多いです。

落ちていたら、一度しっかり下ろしてから、上げ直します。

⚠️ 上げてもすぐにまた落ちる場合は、そのままにしてご連絡ください。

繰り返し上げるのは危険です。何度も落ちるのは「使いすぎ」ではなく、内部に不具合がある合図のことがあります。

確認4|室外機のまわりに、物が置かれていませんか

物でふさがれた室外機と、まわりを片づけた室外機

見落とされがちですが、とても大事なところです。

室外機は、部屋から集めた熱を外に捨てる役目をしています。まわりがふさがれていると熱を逃がせず、いくら運転しても冷えません。

確認したいこと

  • 前や横に、植木鉢・ゴミ袋・自転車・物置などが置かれていないか
  • 雑草が伸びて、吹き出し口をふさいでいないか
  • 直射日光が一日中当たっていないか

吹き出し口の前は、20センチ以上あけておくのが目安です。

日当たりが強い場所なら、すだれで日かげを作るだけでも効率が上がります。ただし、室外機に直接ものをかぶせないでください。 熱がこもって逆効果になります。

確認5|室外機は動いていますか

最後に、外に出て室外機を見てください。

冷房が効いているとき、室外機はファンが回り、風が出て、少し振動しています。

もし、室内機は動いているのに室外機がまったく動いていない場合は、機器側に原因がある可能性が高くなります。この場合は、ご自身での対処はむずかしいので、ご相談ください。

また、いつもと違う大きな音がする、焦げくさいにおいがするといったときは、運転を止めてご連絡ください。無理に使い続けないことが大切です。

それでも効かないときは

1〜5を確認しても改善しない場合は、機器の内部に原因があるかもしれません。よくあるのは、次のようなものです。

  • 冷媒ガスが少なくなっている
  • 内部の熱交換器が汚れている
  • 部品の寿命(一般的にエアコンの寿命は10年前後といわれます)
  • 部屋の広さに対して、能力が足りていない

こうしたことは、実際に拝見しないと判断できません。

「まだ直るのか、買い替えるべきか」も含めてご相談ください

修理か買い替えかで迷われる方は、とても多いです。

古い機種だと部品がもう手に入らないこともありますし、逆に「まだ十分使えるのに買い替えるのはもったいない」という場合もあります。

私たちは、直せるものは直したほうがいいと考えています。 その場でむやみに買い替えをおすすめすることはありません。

「これって寿命でしょうか」というご相談だけでも構いません。お電話でも、LINEでも、お気軽にどうぞ。

暑い時期は、修理のご依頼が立て込むこともあります。「なんとなく調子が悪いな」という段階でご連絡いただけると、お待たせせずに済むことが多いです。

どうぞ、無理をなさらずお過ごしください。

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